IT資格で見かける進数とその計算方法について
資格学習をされている方や、ネットワークを業務としてされている方であれば、進数計算はなじみがあるでしょう。この記事では簡単そうで意外と戸惑う進数についてご紹介します。
■IT資格の学習で関わる進数の種類
- 10進数 10個の値で桁が繰り上がる、普段利用している進数
[0,1,2,3,4,5,6,7,8,9] - 2進数 2個の値で桁が繰り上がる、主にコンピューターで利用されている進数
[0,1] - 16進数 16個の値で桁が繰り上がる、IPv6などで利用されている進数
[0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F]
■2進数と10進数
2進数は0と1のみで構成されており、2のn乗毎に桁が繰り上がります。
・10進数を2進数に変換する方法は
- 2で割った商と余りを求める
- その商をさらに2で割った商と余りを求める
- 商が0になるまで繰り返す
- 余りを逆順に並べる
・逆に2進数を10進数に変換する方法は
- n桁目が1の場合を「2のn-1乗×1」の計算をする
- 値が1の桁すべてで「2のn-1乗×1」を繰り返す
- n乗を行って出した値をすべて合計する
■16進数と10進数
16進数は10個の数字とA-Fの数字で構成されています
・10進数を16進数に変換する方法は2進数の時と方法は同じです
- 16で割った商と余りを求める
- その商をさらに16で割った商と余りを求める
- 商が0になるまで繰り返す
- 余りを逆順に並べる
・16進数を10進数に変換する方法も2進数の時と同様の方法です
- n桁目に値がある場合、「16のn-1乗×値」の計算をする
- 値がある桁すべてで「16のn-1乗×値」を繰り返す
- 計算を行って出した値をすべて合計する
■2進数と16進数
2進数の4桁は16進数の1桁に変換できるため計算が容易になります
以上、IT資格などで取り上げられることの多い進数とその計算について紹介してきました。
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